確定拠出年金の教科書

【2018年SBI証券確定拠出年金おすすめ運用商品3選】米国株中心の長期運用で資産形成を狙う

SBI証券イデコおすすめ運用商品3選
【目的別おすすめ資産運用サービス】
あくまくん
あくまくん
個人型確定拠出年金(iDeCo)の具体的な節税効果について』とか読んでみたけど、実際自分で運用するってなったら難しくない?
てんしちゃん
てんしちゃん
そもそも運用する期間でも選ぶべき商品は変わってくるから、初心者にとってはハードルが高いよね

最近では経済ニュースや雑誌などでも確定拠出年金が取り上げられているのをよく見るようになりました。

しかしその内容といえば確定拠出年金という制度についての解説であることが多く、具体的にどの商品で運用すれば良いのか解説するものは多くありません。

確定拠出年金(iDeCo)で運用していく場合、重要になるポイントは3つあります。

  1. 【口座開設する金融機関選び方】
    →口座管理手数料が安く、取り扱い商品数が豊富か
  2. 【運用商品の選び方】
    →信託報酬が安く、長期で安定した運用実績があるか
  3. 【運用期間の長短】
    →60歳までの運用として、あと何年間運用できるか

SBI証券はiDeCo口座を開設できる金融機関を比較した中で、トップクラスに良い評価を受ける証券会社です。

これまで株式投資をしたことがないような人にもおすすめできる証券会社であることは間違いありません。

今回はそんなSBI証券が取り扱う運用商品の中から、20年以上程度の長期での運用におすすめな投資信託をまとめ・紹介します。

>>>>確定拠出年金でのおすすめの運用法を知りたい?

Q.なぜ運用期間の長さが重要か
⇒A.時間によるリスク分散効果が得られる

あくまくん
あくまくん
3つのポイントのうち、運用期間が重要になるのはなんで?
てんしちゃん
てんしちゃん
運用期間が長いほど”時間によるリスク分散効果”が高まって、株価変動とかのリスクを大きく減らせるからなんだよ

投資経験がまったくのゼロで、投資に対して「危ない」「怖い」というイメージを持つ人の多くが知らない非常に重要なポイントが「運用期間の長さ」です。

2015年チャイナショック、2016年には英国によるEU離脱が決まったBrexit問題など株価に悪影響を与える問題が続きました。

実にこの2年の間で、日経平均は最高値約20,000円から最安値約15,000円まで約25%も下落しています。(しかもこの間1か月に10%前後の値動きがある上下動が何度もあった)

2~3年程度の短期運用の場合にはこの期間で大きく損を出してしまっていたことでしょう。(事実株式投資していた人はココで投資を辞めざるを得なかった人も少なくありません)

しかし例えば2003年1月から2017年12月まで約15年間毎月一定額を投資し続けていれば、平均単価に対して実に約75%も上昇する結果となっています。

この期間の株価推移を見ると、リーマンショックや東日本大震災など歴史的な大事件を挟みながら、2017年12月末の終値22,764円に対して平均建て単価は約13,000円とに着実に利益を出した運用ができています。

投資全般に当てはまることですが、短期の運用で利益を狙おうとした場合は企業の業績以外にも自然災害や政治的な状況などの突発的な出来事が運用成績に大きく影響を及ぼしてしまいます。

しかし長期間の運用という「時間」を活用すれば、それだけで自然災害や政治・経済情勢の悪化によるリスクは大きく減少していきます。「100年に1度の金融恐慌」ともいわれたリーマンショックによる世界株安でさえ、建て単価を押し下げる”美味しいチャンス”にもできるのです。

確定拠出年金(iDeCo)は原則60歳までは引き出せない長期運用を前提とした制度です。
この仕組みを活かして長期での着実な積立投資を実行してきましょう。

-長期運用商品の選定基準-
株式のパッシブ型軸に大きな値上がり益を狙う

-長期運用商品の選び方-
  1. 信託報酬が安く抑えられているか
  2. 過去の運用実績が優れているか
  3. 分散性に優れているか
  4. 大きな値上がりが期待できる商品か

長期間の運用を前提として運用商品を選ぶ際には基本的にこの4つのポイントを軸にして各運用商品を比較していきます。

主にリスクの部分に注目したポイントになるのですが、最後の4点目だけは確定拠出年金(iDeCo)の大きなメリットである”運用益が非課税”という点を最大限に活かすためのポイントになっています。

確定拠出年金(iDeCo)には①長く運用すればするほど複利効果を最大化できる、さらに②運用益も非課税で大きな利益に対して活用したほうが圧倒的にお得になるという利益に直結する2つのポイントがあります。

例えば債権のように値動きが小さなもので運用した場合、得られる複利効果も小さいうえに非課税対象になる運用収益も小さく、確定拠出年金で運用するメリットは半減といってもいいほどしか得られません。

あくまくん
あくまくん
100万円の利益に対しての課税20%と、10万円の利益に対する課税20%は金額的にも相当差があるもんな!

もちろん値動きの小さなものでも資産形成していくことは大事です。

しかし現時点では運用益に対する課税率は20%を超えており、老後の備えとして長期で運用していくのであればイデコの優遇税制は活かさない手はありません。

長期間かけて複利効果を活かして積み上げた利益を最大化させるためにも、「確定拠出年金は大きな値上がりが期待できるもので運用」し、「最低限確保しておきたい資金・資産などについては通常の課税口座で運用or貯蓄」するということを心がけて資産運用していくべきでしょう。

今回は長期間の運用を前提としていることから、大きな値動きも期待できる株式へ投資するタイプの商品を選定しています。

特に「これまで資産運用には積極的ではなく余裕資産も貯蓄に回していた」というような方、「これからもメインは貯蓄」という方はここで紹介した商品で個人型確定拠出年金(イデコ)の運用をして老後資金を貯めながら、ロボアドバイザーなどその他の積立投資系の運用サービスも使って長期的な資産運用を始めるのが良いでしょう。

てんしちゃん
てんしちゃん
私の場合は、iDeCoでは今回紹介する「iFree NYダウ・インデックス」と「DCニッセイ外国株式インデックス」を軸に運用させつつ、WealthNaviで完全放置の資産運用もしているよ!

SBIおすすめ商品①:DCニッセイ外国株式インデックス

DCニッセイ外国株式インデックス
 
日本を除く主要先進国の株式に投資することにより、MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)の動きに連動する投資成果を目指す
購入時手数料なし
信託報酬年率0.2268%
ポイントアメリカに63.6%の比率で投資しながらも主に欧州を中心とした先進国へ幅広く投資する。ダウ30種工業平均には組み込まれていないAmazonやアルファベット(Google)などにも投資可能。
評価★★★★★

米国株式をメイン(投資比率60%超)に投資しながらも、欧州の先進国などに分散投資しており、NYダウ・インデックスに比べて分散性に優れた運用商品です。

ダウ30種工業平均には組み込まれていないアマゾンやGoogleを子会社に持つアルファベットなど先端IT企業もポートフォリオに組み込んでいます。

DCニッセイ外国株式インデックス組入れ上位10銘柄
  1. アップル:2.4%
  2. マイクロソフト:1.7%
  3. アマゾンドットコム:1.3%
  4. フェイスブック:1.1%
  5. ジョンソン&ジョンソン:1.0%
  6. JPモルガン・チェース:1.0%
  7. エクソンモービル:0.9%
  8. アルファベット(C):0.9%
  9. アルファベット(A):0.8%
  10. バンク・オブ・アメリカ:0.8%

米国株の比率が6割を超えていますが、世界経済で大きな影響力を持つアメリカ企業が中心になるのは必然です。

米国の世界トップ企業を中心に据えつつ、そこにイギリスやフランスなどの先進国株も組み合わせたポートフォリオは多くの商品の中でもバランスの取れた構成になっています。

「複数のファンドの組み合わせはよくわからない」「どれか1つだけで済ませたい」というような方など、1つだけ運用商品を選ぶ場合や中心に据えるファンドとしてはバランスの良い運用商品だといえます。

SBIおすすめ商品②:iFree NY ダウ・インデックス

iFree NY ダウ・インデックス
連動を目指すダウ30種工業平均の1977年以来の株価チャート
米国の株式に投資し、投資成果をダウ・ジョーンズ工業平均(円ベース)の動きに連動させることを目指す
購入時手数料なし
信託報酬年率0.243%
ポイント指標となるダウ・ジョーンズ工業平均は米国の優良企業30社の株価パフォーマンスを測る米国で最も代表的な株式指数の1つであり、米国経済の成長に合わせて設定来右肩上がりを続ける。
評価★★★★★

パッシブ(インデックス連動型)投資をするうえで最も信頼性の高い株価指数と言えるものの1つがNYダウ30種工業平均です。

注意点として、組み入れ銘柄が30社と分散性としては十分ではないということが挙げられます。

ただ世界経済をけん引する米国企業群の中でも特に中心的といえる30社から構成されているため、分散性にやや問題があるといえども十分に許容の範囲内だといえます。

NYダウ・インデックス組入れ上位10銘柄
  1. SPDRダウ・ジョーンズ工業株平均ETF:8.7%
  2. ボーイング:7.0%
  3. ゴールドマンサックス:6.5%
  4. スリーエム:5.7%
  5. ユナイテッドヘルス・グループ:5.4%
  6. ホームデポ:4.5%
  7. マクドナルド:4.3%
  8. アップル:4.2%
  9. IBM:4.0%
  10. ジョンソン&ジョンソン:3.5%

実際の運用ではこの「iFree NY ダウ・インデックス」の割合を高め組み入れ、そこに加えて分散性の高い商品との組み合わせでの運用が良いでしょう。

SBIおすすめ商品③:ひふみ年金

ひふみ年金
 
「ひふみ年金」は、受益者の長期的な資産形成に貢献するために、円貨での信託財産の長期的な成長を図ることを目的として、ひふみ投信マザーファンドの受益証券を通じて国内外の株式に投資することにより積極運用を行う
購入時手数料なし
信託報酬年率0.82080%
ポイント最も人気のあるアクティブ型投信である「ひふみ投信」の確定拠出年金版。当初は国内中小株式をメインの投資対象としいたが、米国を中心とした外国株への投資も開始。好成績を残すアクティブ型だが、信託報酬が年率1%を切るなど低水準。
評価★★★★☆

唯一投資対象として検討できる確定拠出年金でのアクティブ型の運用商品です。

アクティブ型の運用商品の場合、購入時手数料が必要であったり信託報酬が2%近いというものが多くを占めています。

しかし「ひふみ年金」は高い人気を誇りつつも信託報酬が1%を大幅に切る水準であり、その点でも非常におすすめできるアクティブ型運用商品です。

注意点として、過去高い実績を上げてきた状況と異なり運用額が膨れ上がってきたことでこれまでのような投資ができにくい状況になってきているという点が挙げられます。

ひふみ年金組入れ上位10銘柄
  1. VISA INC-CLASS A(米):1.88%
  2. AMAZON.COM INC(米):1.86%
  3. 東京センチュリー:1.78%
  4. MICROSOFT CORP(米):1.76%
  5. 光通信:1.67%
  6. 協和エクシオ:1.67%
  7. コスモス薬品:1.67%
  8. ダイフク:1.59%
  9. ショーボンドホールディングス:1.54%
  10. 日本電産:1.51%

*2018年4月27日時点

マザーファンドである「ひふみ投信」は中小企業を中心に投資をして好成績を上げてきましたが、ファンドの運用額が2000億円を超えており、これまで好成績を残してきた要因でもある”中小企業への投資”が難しくなっているからです。

おそらくその点の解決策として新たに米国株などの海外株式への投資も開始しており、2018年4月末時点の運用レポートによればクレジットカードで有名なVISAや世界最大のECサイトなど運営するアマゾンドットコム、Windowsなどを手掛けるマイクロソフトなど既に複数の米国株式が組入れ上位10銘柄に顔を出しています。

「くるみ」くるんで、守る。ひふみ投信のジュニア口座

2018年版SBI証券iDeCoおすすめ商品|パッシブ投資中心に運用する

ここで挙げた運用商品はそれぞれに特徴が異なります。

  • 【ニッセイ外国株式インデックス】
    →米国株式を中心に海外株式へ分散投資
  • 【iFree NY ダウ・インデックス】
    →ダウ30種工業平均に連動。米国株式の大型優良銘柄のみへの集中投資
  • 【ひふみ年金】
    →国内外株式へ投資するアクティブ型商品

確定拠出年金はあくまでも60歳まで引出し不可の長期性の高い資産運用法です。

どれか1つの運用商品に集中するのではなく、リスク分散を考慮して例えば上記3つへバランスよく投資をしたり、三菱UFJDC新興国株式インデックスファンドなど新興国へ投資する商品と組み合わせてみたり、国内株式や債券、不動産など複数のジャンルへも分散投資するとよりリスク分散には効果的になるでしょう。

繰り返しになりますが、確定拠出年金(iDeCo)は原則60歳まで引出し不可で長期間での運用を前提とした仕組みです。

そのため目先の値動きに惑わされて短期間でどんどん運用商品を切り替えるのではなく、初めに運用方針と運用商品をしっかりと吟味し、運用状況も半年に1度確認する程度で腰を据えて長期間じっくりと運用していきましょう。

個人型確定拠出年金(iDeCo)の節税効果は150万円以上?投資メリット大の仕組みから節税金額の計算方法まで徹底解説にも書きましたが、個人型確定拠出年金(iDeCo)は掛金拠出による節税効果だけでも相当の恩恵を受けられる非常においしい資産運用の仕組みです。

年金制度の将来が危ぶまれている今、これだけ美味しい制度が準備されているということはある意味で「将来の年金は自分で用意してください」といわれていると解釈してもあながち間違ってはいない状況でしょう。

有利に利用できる制度や仕組みは最大限生かしつつ、老後に向けた資産運用を一歩ずつ着実に始めていきましょう。

確定拠出年金に関するおすすめ書籍

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

error: Content is protected !!